(from http://ameblo.jp/negi-game/day-20071218.html)
─オウガバトルサーガ エピソード 8 『In The Lap Of The Gods...』
オリジナルのエピソード 8 『In The Lap Of The Gods...』では、トリスタンの葬式から始まります。 病魔に犯されたトリスタンは一ヶ月間ほど熱にうなされた後、そのまま意識が戻らずあの世へ旅立ってしまいます。その頃、ラウニィーには双子の王子が誕生しているんですけど・・・。 てな、具合で、この二人の王子を中心にストーリーが進行していきます。 トリスタンが死亡しただけでも不幸だけど、その二人の王子ってのがまた・・・。 え~と、エピソード 8 を語るにはまず、エピソード 6 を語る必要があります。 そもそもエピソード 6 とエピソード 7 は同時進行の物語なんです。 エピソード 5 でローディスへ旅立った勇者5人は、ライの海に位置するローディス統治領ニルダムにたどり着きます。そこは、7 で登場したアンドラス(暗黒騎士アンドラスのこと)の故郷で、ローディスとの戦いに敗れ今ではローディスの占領下に置かれています。エピソード 6 は、勇者5人が二級市民の烙印を押されほとんど奴隷と化していたボルマウカ人(注:スルストも元はこの民族)を解放しゼノビアへ連れ帰る物語です。ま、モーゼよろしく、ライの海を一民族を引き連れて帰還するわけですね。
タルタロスに帰還命令が出るのもそうした理由があってのことです。結果的にヴァレリアとニルダムでの二つの事件が、ローディスとゼノビアの全面戦争の引き金となるわけです。ローディス側の大義名分は聖地奪回(注:ローディス教もロシュフォル教も元は旧フィラーハ教であり、その聖地はアヴァロン島)なんですが、その裏には聖子復活(せいしふっかつ)という予言が影響しています。 ローディス教国にはローディス教の祖・ローディスが死ぬ間際、自分が復活するという予言を残しているんですよ。それが本当かどうかわかりませんが、時の権力者・サルディアン教皇はそれを利用してゼノビアとの戦争に踏み切るわけです。『聖子復活の今、聖地を我等の手に!』てな具合で。ストーリーの展開で、その聖子はラウニィーの息子、つまり王子の一人であることが判明するんですけどね。 ちょっと複雑ですね。ま、とにかく、トリスタンが死亡し、ラウニィーの即位後、戦争が勃発。 そしてゼノビアが敗北する…、ここまでがエピソードの前半で語られます。
ラウニィーが暗殺されることによって、ゼノビア側は戦争を続けることができなくなってしまいます。で、ローディスは幼い王子のひとりをゼノビアの新王に祭り上げ、傀儡政権を誕生させます。ま、このへんはローディスのもっとも得意とするところですから。ゲームの主人公はローディス側の騎士の一人です。ですから、ゲームの前半は祖国のためにゼノビアと戦うことになります。 ゲームの後半、新王となった王子が実はラシュディであったことが判明します。その事実を知った主人公はゼノビアの敗残兵、つまりカノープスやミルディンらと手を組みラシュディの野望を阻止しようと立ち上がります。そもそもラシュディは、十二使徒の証を手に入れるためにもっとも簡単な方法、つまりゼノビアの王になろうとしたんですね。ところが、ローディスとの戦争が計算外だった。そこでラシュディは戦争を止めさせるために、ラウニィーを殺害し、幼帝を名乗りローディスと結託します。サルディアン教皇は、わずか5歳の子供にすぎない王子が大人の言葉を介し妖しげな魔術を駆使する姿を見て驚愕し恐れますが、側近たちは王子こそ聖子と信じてしまいます。
結局、サルディアン教皇もラシュディの手で殺害されてしまい、ローディスは事実上ラシュディのものとなるわけです。最終的には、カオスゲートから現れるオウガを相手にかつての英雄達が戦うことになります。